表参道駅最寄りの歯医者【コルテスデンティスタ表参道】

表参道駅最寄りの歯医者【コルテスデンティスタ表参道】

  • 表参道駅A4出口 徒歩2分
03-6438-9901

child dentistry 小児歯科

小児歯科についてabout pediatric dentistry

当院では、お子様を個人として尊重して扱い、治療をしに来ていることをしっかりわかってもらった上で治療をしています。歯科診療を受けることで、お子様が心身ともに健やかに成長していける小児歯科診療を目指しています。

お子様の口内は、長期的な視野に立って診療することが重要だと考えています。歯並びやむし歯の将来予測など、リスクを早めにお伝えすることで、ご両親にも経済的、また心の準備ができます。

当院では、矯正歯科治療も行っておりますので、いろいろな角度からアプローチすることが可能です。お悩みやご不安がございましたら、お気軽にご相談ください。

子どもの矯正治療children's orthodontic treatment

生涯健康な歯を保つためにも、お子さんのうちから咬み合わせを整えてあげることが大切です。見た目だけでなく、身体的なバランスにも大きく影響し、筋肉の付き方に良い影響を与えたり、姿勢を良くしたりすることも期待できます。

お子様を持つお母様から、「咬み合わせや歯並びに気を付けるべき年齢」についてよくご質問をいただきます。時期としては、乳歯から永久歯に生え変わる頃から気にかけてあげてくださいとお答えしています。永久歯が生え揃う小学生頃になると、身体全体の骨格が大きく成長していきますから、咬み合わせを整える最適な時期と言えます。

当院では、かかりつけの歯科医師が矯正までトータルに診療を行っています。お子様の矯正タイミングはケースバイケースで一概には言えないものですので、診療や検診時にきめ細かくアドバイスをしながら、慎重に時期を見極めています。矯正は治療期間も長く、費用もそれなりにかかります。そのため、目安となる費用などを含め、数年後の見通しをしっかりお伝えしています。先を読んで未来の診断を行うことで、マイナス要素をいち早く見極めるアプローチを行いますので、より安全で安定性の高い矯正治療を提供できます。

お子様の歯並びを早くから整えていきたいとお考えの方は、永久歯が生えてきたタイミングで一度ご相談ください。

子供の成長と歯について ~おなかの中の赤ちゃん~

歯の解剖

  • Q 赤ちゃんの歯はいつ頃からできるのですか?
    A 妊娠7週目頃から乳歯の芽がつくられ、永久歯も妊娠4か月頃にはでき始めます。

食べ物・食べ方

  • Q 妊娠中に赤ちゃんの歯を丈夫にするには何を食べればいいのでしょうか?
    A

    歯の栄養には、カルシウムだけでなくタンパク質・リン・ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることが重要になります。
    カルシウムとリンは、歯の石灰化(硬くなる)のための材料に、タンパク質は歯の基礎となり、ビタミンAは、歯の表面のエナメル質の土台となり、ビタミンCは、もう一層下の象牙質の土台となり、ビタミンDはカルシウムの代謝や石灰化の調節役となります。
    現在の厚生労働省の食事摂取基準では、妊娠中はカルシウムの吸収率が高まることから、妊娠中に必要なカルシウムの1日の所要量は成人女性と同じ600~700mgです。

歯に必要な栄養素

基礎をつくる

たんぱく質:魚・卵・牛乳・豆腐

石灰化を助ける

カルシウム:ひじき・チーズ・しらすぼし
リン  :米・牛肉・豚肉・卵

エナメル質をつくる

ビタミンA:豚・レバー・ほうれん草・にんじん

象牙質を作る

ビタミンC:ピーマン・ほうれん草・果物・さつまいも

カルシウムの代謝や石灰化に影響

ビタミンD:バター・卵黄・牛乳

  • Q 赤ちゃんの歯を丈夫にするために妊娠中に牛乳を飲むといいのでしょうか?
    A

    丈夫な歯のためにはカルシウムは大切です。
    特に牛乳はカルシウムを多く含む食品です。
    カルシウムを牛乳から取るようにするとカロリーオーバーになることや、アレルギーを心配して妊娠中の牛乳摂取を控えるような動きもあります。
    しかし、厚生労働省の調査では妊娠後期の卵・乳製品の摂取量と出産後の赤ちゃんのアレルギー発症には、明確な関係はないとされています。
    一方、最近では子どものくる病が増えているという報告があり、日光を過度に避けることによるビタミンD不足が関係していると言われています。
    母子ともに、日光に当たらなくなり、日焼け止め製品が優秀になったからだそうですが、カルシウムの代謝に必要なビタミンDは食品からだけでなく、一日のうち少しでも太陽を浴びることも必要です。

  • Q 赤ちゃんの歯を丈夫にするためには、牛乳が飲めないお母さんは牛乳の代わりにどんなものを摂取すればよいでしょうか?
    A

    牛乳のほかにカルシウムを多く含んだ食品として、豆腐・納豆・卵・魚(いわし・めざし・わかさぎ・海老など)がありますので、これらの食品を食べるようにしましょう。
    ただし、カルシウムに限らずバランスよく食べること、適度の運動を行い妊娠中のストレスをためず、妊婦さんが健康であることが大切です。

歯みがき・むし歯予防

  • Q むし歯が多いおかあさんは赤ちゃんもむし歯になりやすいですか?
    A 確かにむし歯になりやすい歯並び・歯の質・唾液の性質など遺伝的なものもあります。
    それよりも、赤ちゃんが育つ環境に左右されることがほとんどであります。
    家庭での食事や飲み物の与え方、歯みがきなどの生活習慣が赤ちゃんのむし歯をつくります。
    またむし歯菌はお母さんから赤ちゃんに伝播することが多いですので、妊娠中におかあさんの食生活の習慣の見直しを行い、赤ちゃんが生まれてから困らないようにしましょう。
    また、妊娠中の歯周病も胎児への影響が報告されています。
    妊娠中でも歯科受診は可能ですので、安定期に治療しておくことをおすすめします。
  • Q つわりがひどくて歯みがきができません。どうしたらいいでしょうか?
    A 食後ではなく、気分が落ち着いた時に歯みがきをしてみてください。
    また、口の奥に歯ブラシをいれると苦しい場合は、小さな歯ブラシを使用すると楽になります。
    それでもつらい時は、洗口液の使用も検討してください。
    つわりで吐き戻しがあった場合は、お口の中が胃液などで酸性に傾いています。
    うがいをするだけでも違います。
    レモンやオレンジなど酸性のものを好んで食べるようになった方もうがいはおすすめです。

妊娠中の歯科治療

  • Q 歯科でのエックス線撮影により、胎児への影響はありますか?
    A 日本で1年間に浴びる自然放射線量はおよそ1.4mSvであり、歯科治療で行われるデンタルエックス線撮影150枚分に匹敵します。
    また、防護エプロンの着用により被ばく量を軽減でき、かつ歯科用のエックス線撮影は腹部からも離れており、胎児にはほとんど影響がありません。
    したがって、診断治療のために必要に応じてエックス線撮影を行っても問題ないと思われますが、撮影は必要最低限にとどめるべきです。
  • Q 妊産婦の歯科治療時の局所麻酔は使わないほうがよいですか?
    A 2%リン酸リドカイン製剤(歯科用キシロカイン、オーラ注)を通常量使用した場合、胎児や母乳への影響はほとんどないと報告されています。
    麻酔無しでは痛みを伴う治療の場合、痛みによるストレスを考えると、安定期(16週以降)の場合は局所麻酔を使用した方がよいでしょう。
    また麻酔の痛みを極力減らすため、表面麻酔や細い注射針、やさしく緊張を和らげるような対応も大切なことです。
    それよりも妊娠前に歯科健診を受け、疾患があれば早めに治療しておきましょう。
  • Q 妊産婦に対して、鎮痛剤や抗菌剤を処方しても問題ないですか?
    A 基本的に妊娠中は薬を内服しない方がよいと考えます。
    特に妊娠初期は胎児の器官や臓器の形成期であるため、薬は使用できません。
    しかし、薬を使用しないことで母体に悪影響があると考えられる場合には、胎児への影響の少ない(非ピリン系のアセトアミノフェン)や抗菌剤(ペニシリン系、セファロスポリン系)を必要最小限投与します。
    なお、授乳中の鎮痛剤や抗菌剤の使用については、母乳中に薬の成分が移行する量はわずかであるため授乳をやめる必要はないでしょう。
    ただし、心配な場合は授乳の直後に使用すれば影響はより少ないでしょう。
  • Q 妊娠中に歯科治療を行ってもよいでしょうか?
    A 安定期(16~27週)であれば簡単な手術や処置は可能です。
    治療せずに感染や疼痛をそのままにしておくほうが、妊婦に与える影響は大きいと考えられます。なお、妊娠前期は奇形を発生させる可能性があるので、応急処置のみにしましょう。
    また妊娠後期(28週~)では、急激に血圧が低下する仰臥位性低血圧症候群を引き起こすことがあるので体調に合わせ、緊急性がない場合は無理せず産後に行うことも考えましょう。

妊娠中の歯科治療

  • Q 歯科でのエックス線撮影により、胎児への影響はありますか?
    A 日本で1年間に浴びる自然放射線量はおよそ1.4mSvであり、歯科治療で行われるデンタルエックス線撮影150枚分に匹敵します。
    また、防護エプロンの着用により被ばく量を軽減でき、かつ歯科用のエックス線撮影は腹部からも離れており、胎児にはほとんど影響がありません。
    したがって、診断治療のために必要に応じてエックス線撮影を行っても問題ないと思われますが、撮影は必要最低限にとどめるべきです。
  • Q 妊産婦の歯科治療時の局所麻酔は使わないほうがよいですか?
    A 2%リン酸リドカイン製剤(歯科用キシロカイン、オーラ注)を通常量使用した場合、胎児や母乳への影響はほとんどないと報告されています。
    麻酔無しでは痛みを伴う治療の場合、痛みによるストレスを考えると、安定期(16週以降)の場合は局所麻酔を使用した方がよいでしょう。
    また麻酔の痛みを極力減らすため、表面麻酔や細い注射針、やさしく緊張を和らげるような対応も大切なことです。
    それよりも妊娠前に歯科健診を受け、疾患があれば早めに治療しておきましょう。
  • Q 妊産婦に対して、鎮痛剤や抗菌剤を処方しても問題ないですか?
    A 基本的に妊娠中は薬を内服しない方がよいと考えます。
    特に妊娠初期は胎児の器官や臓器の形成期であるため、薬は使用できません。
    しかし、薬を使用しないことで母体に悪影響があると考えられる場合には、胎児への影響の少ない(非ピリン系のアセトアミノフェン)や抗菌剤(ペニシリン系、セファロスポリン系)を必要最小限投与します。
    なお、授乳中の鎮痛剤や抗菌剤の使用については、母乳中に薬の成分が移行する量はわずかであるため授乳をやめる必要はないでしょう。
    ただし、心配な場合は授乳の直後に使用すれば影響はより少ないでしょう。
  • Q 妊娠中に風邪をひきました。薬を飲むと赤ちゃんに歯の異常が起きますか?
    A 妊娠中のお薬の服用は、歯に限らず赤ちゃんの身体に影響を与えることがあるので、基本的には薬を飲まない方向で考えます。
    特に妊娠初期は薬を使用しない方がよいでしょう。
    しかし、薬の服用が優先される場合はかかりつけの産科の先生と相談することが必要です。
    歯にとっても、妊娠中から出生後まで乳歯は形成されているため、この時期に薬を服用すると影響がでる可能性があります。
    とくにテトラサイクリン系の抗生物質は胎児に移行し骨格や歯に沈着し、歯を黄色に着色させますので、注意が必要です。
  • Q 妊娠中に歯科治療を行ってもよいでしょうか?
    A 安定期(16~27週)であれば簡単な手術や処置は可能です。
    治療せずに感染や疼痛をそのままにしておくほうが、妊婦に与える影響は大きいと考えられます。なお、妊娠前期は奇形を発生させる可能性があるので、応急処置のみにしましょう。
    また妊娠後期(28週~)では、急激に血圧が低下する仰臥位性低血圧症候群を引き起こすことがあるので体調に合わせ、緊急性がない場合は無理せず産後に行うことも考えましょう。
  • Q 妊娠すると歯周病になりやすいのでしょうか?
    A 妊娠中期から後期(妊娠16週以降)になると、女性ホルモンの増加に伴い、歯ぐきの出血や発赤、腫脹が起きやすくなります。(妊娠性歯肉炎)
    しっかりとしたプラークコントロールで炎症を最小限におさえることができます。

子供の成長と歯について ~0歳児から2歳ごろまで~

食べ物・食べ方

  • Q 母乳と粉ミルクの違いはあるのでしょうか?
    A 母乳には免疫成分が含まれていて特に初乳は赤ちゃんを感染症から守る働きがあります。
    粉ミルクは主に牛乳が原料ですが、より母乳に近づけるために各メーカーで研究がなされ日本の育児用ミルクの成分は健康増進法に定められた基準にしたがっていますので、乳児が健康に発育するための必須栄養成分の含量に関しては、各社の製品の間に大きな違いはありません。
    また、母乳と粉ミルクでは糖の含量成分に大きな差はなく、むし歯の発生リスクには差はありません。
    母乳か粉ミルクかというより哺乳時間や哺乳姿勢が大事であり、スキンシップをはかりながら良好な母子関係を築くよう心がけることが大切になります。
    小さいときから食事に集中する環境作りが必要です。
    また夜中の頻繁な授乳はむし歯になることもありますので気をつけましょう。
    乳幼児期から定期的に受診しながら、お口の健康を保っていきましょう!
  • Q 赤ちゃんが卵、牛乳アレルギーといわれました。
    歯や骨を丈夫にしたいのですが、何を食べさせたらいいでしょうか?
    A 歯や骨を丈夫にするにはやはりカルシウムが必須になります。
    牛乳には多くのカルシウムが含まれていますが、小魚やひじき、それに小松菜や豆類にもカルシウムは多く含まれています。
    また、豆腐や納豆などの豆類は、離乳食としても理想的な食材です。
    魚介類やしいたけは、ビタミンDを含みカルシウムの吸収を促します。
    さらに適度な運動は健康な骨を作ることにもつながります。
    大切なことはカルシウムにこだわらず、何でも食べる元気な子を育てることです。
    乳製品でもアレルギーの原因となっている物質を除いた製品もありますので、この選択についてはいつでもご相談を受け付けます。
    歯科で使用する材料の中には、アレルギーの原因になるものもありますので、歯科受診の際はアレルギーの有無をお知らせください。
  • Q 哺乳ビンはいつ頃まで使っていいのでしょうか。
    A 哺乳ビンは飲み物をこぼさなくてすむので、つい長く使ってしまいがちです。
    哺乳ビンにジュースやイオン飲料など糖分の多い飲み物を入れて飲ませたり、寝る時に哺乳ビンでミルクを飲ませながら眠ってしまうと、むし歯のリスクが高くなります。
    離乳が進んできたらスプーンで水分をとる練習を始め、10か月頃にはコップから飲ませる練習もしましょう。
    1歳過ぎには自分でコップを持って飲めるようになります。
    1歳6ヶ月ごろには卒乳も含め哺乳ビンも卒業したいですね。

食べ物・食べ方

  • Q 食べ物をお口の中に溜めていてなかなか飲み込みません。どうしたらよいでしょうか?
    A 乳歯の奥歯が生えたばかりの頃は、まだ歯を使って咀嚼(そしゃく)が上手にできません。
    たとえば線維の強い肉や野菜、弾力性の強い食品などは、かめてもすりつぶせないため、なかなか飲み込めません。
    軟らかく食べやすいものならうまく飲み込んでいるようでしたら、まだ処理がむずかしい食べ物なのかもしれません。
    奥歯が生えそろってもためやすい子どもや食事の後半からためるような食べ方になる子どもは、あまり食欲がないのかもしれません。
    おやつやジュース・牛乳などを控えて、お腹を空かせてから食事の時間をむかえるようにしましょう。
    食欲を育てるためには、遊びや睡眠など生活リズムの調整も必要です。
    また、咬み合わせや舌小帯の異常で咀嚼や飲み込みが上手に出来ないこともありますので、健診の際にチェックしますので、ご安心して頂ければと思います。
  • Q うまくかめないで、丸のみしているようです。大丈夫でしょうか?
    A 奥歯が生えそろわない1~2歳代は、咀嚼が未熟でかみにくい食品も多いものです。
    かんだだけで口から出してしまったり、ためていたり、また食欲のまさった子どもは丸のみをしてしまいます。
    丸のみが習慣になると、食事時間が早くなり、食の満足感が得にくくなり、唾液の分泌が減少して口の中の自浄性が低下します。
    早食いはまた過食につながり、肥満になりやすく、成人期の生活習慣病の原因にもなりがちです。
    うまくかめないで丸のみしているようでしたら、少しかみやすい食形態に調整したり、かみつぶしやすい煮野菜などをやや大きめにカットして、かむ習慣をつけるといいでしょう。
    また、食事をゆっくり楽しめるような環境づくりも大切です。
  • Q ごはんを口の中に入れたあと、すぐに水や麦茶を含みます。
    水で流し込んでいるようですが大丈夫でしょうか?
    A ごはんの時はなるべく水の入ったコップなど近くに置かないようにしましょう。
    しっかりとかんで、唾液を沢山だすことによって、消化がよくなります。
    水分はなるべく食後取るようにしましょう。
    小学校に入って、給食の牛乳がなくなると同時に食べるのをやめる子どもが増えています。
    水分がないと食べるのが苦痛になるようです。
    就学するまでには水分で流し込む癖を出来るだけなくしましょう!
  • Q 離乳食をスプーンで食べさせるとき、スプーンを口の中まで入れないようにと指導を受けました。
    どうしてですか?
    A 離乳の初期段階では「捕食」といって唇で食べ物を取り込む練習をします。
    スプーンを口の奥まで入れてしまうと、丸のみしてしまいます。
    自分からスプーンの食べ物を取り込むこどもの唇は三角に尖っています。
    これは唇を閉じる訓練にもなります。
    口の前の方で食べ物を取り込むと、舌で食べ物を上顎(口蓋)に押しつけて大きさや硬さを感じとることができるので、舌を使って左右の歯ぐきや歯に食べ物を持って行き、「かむ」練習をしながら飲み込むようになります。
  • Q 1歳児におやつは必要ですか?
    A 1歳を過ぎると離乳も完了期を迎え、3回の食事が栄養の主体になります。
    でもこの時期の小児の消化機能は未熟で1回に食べられる食事量も限られるため、「補食」としてのおやつの必要性が高いものと考えられます。
    補食の意味からは、食事に近い炭水化物(おにぎりやパン)やいも類、そして食事とはちょっと違った楽しみとしては乳製品や果物が望ましく、市販菓子類としてはビスケットやせんべいなどを牛乳や麦茶と組み合わせることが奨められます。
    おやつの時間や回数を決めて、甘味飲食物を上手にコントロールすることで、歯や口の健康を守りながら「おやつタイム」を親子で楽しむことをオススメします。

歯みがき・むし歯予防

  • Q 歯みがきはいつから行えばいいでしょうか?
    A 乳歯が生え始めたら歯みがきの習慣づけをはじめましょう。
    まず子どもをあお向けに寝かせ頭を保護者のひざの上にのせ口の中を観察することからです。
    また清潔な指で口の中を触ることもよいでしょう。
    特に上唇の裏を触られるのを嫌がります。
    少しずつ伸ばしてあげると子どもは口をいじられることに慣れてきます。
    初めのうちはガーゼや綿棒などできれいにしましょう。
    慣れてきたら乳児用の歯ブラシで歯に少し触れる練習から開始しましょう。
    歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。
    1本5秒位で十分です。強すぎたり、長すぎたりして子どもが嫌にならないように気をつけましょう。
    上手にできたことをほめてあげることも忘れないでください。
    また上唇をめくるとミルクのカスがついていることがあります。
    この部分は唾液による自浄作用が少ないので、ガーゼで拭って虫歯にならないようにを予防してあげましょう。
  • Q 歯ブラシはどのようなものがいいでしょうか?
    A ブラシの部分が2本分の歯の幅のものが良いでしょう。
    ただ歯みがき習慣ができるまでの時期は楽しい歯みがきを目的にお気に入りの色やキャラクターで選んでもよいと思います。
    仕上げみがき用に柄が長めで保護者が持ちやすい歯ブラシも用意しましょう。
  • Q 歯みがきは一日何回必要ですか?
    A 歯ブラシに慣れることが目的の時期は、子どもがご機嫌な時や保護者の余裕のあるときに行い、慣れてきたら毎食後習慣となるように徐々に増やしていきましょう。
    寝ているときは唾液の分泌量が減少するため、むし歯菌が繁殖しやすくなります。
    少なくとも寝る前は必ず仕上げみがきは行ってください。
  • Q 歯みがきの仕方を教えてください。
    A 姿勢は保護者の膝の上に頭をのせて寝かせて磨きます。
    歯ブラシはできるだけ小さなものを使い、歯ブラシの持ち方は、ペンを持つようにして片方の指で子どもの唇を軽くめくり、動かし方は前後みがきあるいは横みがきをして下さい。
    2歳頃までは、上の前歯の歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目がむし歯になりやすいので、特に注意しましょう。
    長い時間みがくことができない場合は、いつも同じところしか磨かなくなってしまいます。
    順番を決めて磨くと磨き残しを防げますが、時々逆の順番で磨くようにするのも良いかもしれません。
    また、歯ブラシをお口の中に入れるときは頭をしっかり固定できる姿勢で行ってください。
    突然動くと歯ブラシでお口の中を傷つけてしまうこともあります。
  • Q 1歳半の子どもですが、歯みがきを嫌がります。
    何かいい方法はありますか?
    A この年齢では、歯みがきをいやがる場合が多いのでやさしく話かけたり、楽しい歌を歌いながら笑顔で磨いてあげてください。
    保護者の方も一緒に歯みがきをするといいでしょう。
    また、寝かせみがきをする時は、時間をかけずに効率よく行うことです。
    大切なことは、毎食後に歯みがきをする習慣をつけることです。
    沐浴を嫌がる赤ちゃんでも保護者の方はいろいろと工夫して毎日お風呂に入れ、体を清潔に保ちますよね?
    お口の中も体の一部です。
    毎日きれいにする習慣をつけましょう。
    なお、大人の磨く力が強すぎて痛かったり、上唇小帯という上の前歯に張り出しているすじ状の部分に歯ブラシが当たっても歯みがきを嫌がることがあります。
    力加減に気をつける、歯肉に強く当てないなどにも注意を払ってください。
  • Q 歯みがきをしてあげると歯ブラシをかんでしまい、すぐにダメにしてしまいます。
    どうしたらいいでしょう?
    A 子どもさん用の歯ブラシと保護者用の仕上げ磨き用の歯ブラシと分けてみてください。
    それでもかんで歯ブラシをダメにしてしまう子どももいますが、その場合はだめになる頻度が多くても仕方ないと考えてください。
    かんでダメにしてしまう時期は、いつまでも続きません。
    幼児になって注意をしてあげればかまなくなってきます。
    それまでの間は、ダメになったらその都度新しいものに変えてあげてください。
  • Q 歯磨剤を間違って飲んでしまいました。
    飲み込んでしまっても大丈夫でしょうか?
    A 歯磨剤の中には、研磨剤・潤滑剤・発泡剤・香料・甘味料・フッ化物などが含まれていますが、普通の使用量であれば、飲み込んでも心配はいりません。
  • Q フッ化物塗布が歯にいいと聞きました。
    いつから始めればいいですか?
    A 歯が生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが歯に付きさらに硬くなります。
    だから生えて間もない時期の歯は、まだ十分に硬くなっていないためむし歯になりやすいのです。
    フッ化物は、歯を硬くする作用があり、乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に塗るのが最も効果的です。
    まずは下の前歯が生えてきたころから定期的に歯科へ通い、上下の前歯が生えてきたらフッ化物の塗布を行ってみてください。
    また、うがいができない年齢でもフッ化物を塗布することは可能です。
    ただし、フッ化物はむし歯予防の万能薬ではありません。
    塗ったからといって安心せず歯みがきの習慣やきちんとした食生活をすることです。
  • Q お茶が歯を丈夫にすると聞きました。
    一日どのくらい飲ませればいいのでしょうか?
    A お茶の中には、フッ化物やカテキン(抗菌作用)が含まれています。
    毎日の生活の中で、習慣として飲ませることをおすすめします。
    お茶は牛乳と違い栄養価がありませんから飲みすぎてもお腹が減らないことはありません。
    ただ、緑茶にはカフェインも含まれるので、子どもの水分補給の目的の場合は、麦茶か水を飲むようにするといいでしょう。
    お茶は色がついていて、味もあります。
    喉が渇いたらお茶という習慣をつけると色の付いた飲み物、味のある飲み物を求め、水を飲むことができなくなる子どももいます。
    喉が渇いたら水、食後はお茶というようにするとよいでしょう。
  • Q 歯みがきを自分でしたがります。
    このまま自分でさせていてよいでしょうか?
    A 自我の芽生えとともに何でも自分でしたがることが増えてきます。
    歯みがきもそのひとつと思います。
    自分でしたがる気持ちを大切にしてあげて下さい。
    しかし、大人でもしっかり歯みがきをすることは難しいことです。
    自分でしっかり磨けるようになるまでは保護者の方のサポート(仕上げ磨き等)が必要になってきます。
    大事なこととして、歩行の発達が未熟な幼児期は歯ブラシを加えたまま転倒し、喉を突いたりする事故に繋がるケースがあります。
    また、お口は脳に近い位置にありますので注意が必要です。
    自分で歯ブラシを持つ時は座わる約束等をして、保護者は事故が起きないようにしっかりみてあげて下さい。
  • Q 1歳半を過ぎていますが、眠くなるとぐずるので母乳を飲みながら寝てしまいます。
    むし歯が心配ですが、大丈夫でしょうか。
    A 母乳育児は、栄養学的利点のみでなく、子どもの精神的安定に効果があることがわかっており、乳児期にはできるだけ続けたいものです。
    ただ、1歳を過ぎると、砂糖をとり始めることでむし歯原因菌が歯の表面に付着しやすくなり、そこに母乳を与えたまま眠って母乳が口の中に長く残っていると、むし歯のリスクが高まります。
    母乳を続けているうちは、甘味飲食物を控えて、歯みがきをしっかり行い、むし歯のリスクを下げましょう。
    フッ化物を利用するのもいいでしょう。
    また、昼間よく遊ばせ、疲れて母乳にたよらずに眠れるようになるかもしれません。
    子どもの様子をみながら卒乳の準備をしていきましょう。
  • Q 歯に白い線がついていて、歯ブラシでみがいてもとれません。
    これはなんですか?
    A 白班(はくはん)と言って、むし歯のなりかけです。
    特に、唾液による自浄作用(自然に生じる清浄力)が悪い上の前歯に多く見られます。
    白班になっている部分の汚れをしっかりと毎日清掃し、フッ化物の塗布など行うと「再石灰化」してもとのような歯に戻る可能性があります。
    このままほうっておくと、茶色い線になり、穴があいてしまいます。
  • Q 8か月の子です。
    まだお菓子など与えていないのに、むし歯のなりかけだと言われました。
    どうしてですか?
    A むし歯は四つの条件が揃ったときになります。
    その中の糖というのは砂糖だけではありません。
    炭水化物や果物にも糖が入っています。
    ここに、その他の条件が揃うとむし歯が発生します。
    汚れが長く付いている時間を少なくするために食後は歯みがきをしましょう。
    ただし、8ヶ月では普通むし歯はできません。
    哺乳ビンでイオン飲料を飲ませるなどの明らかな理由があると思われます。
    一度来院して頂き、ご相談下さい。
  • Q 酸蝕症って子どもでもできるのですか?
    A むし歯は、歯の表面に付着したプラークの中の細菌(むし歯菌)が、食べ物の糖分を分解して酸をつくり、その酸が歯を溶かすことで発生します。
    それに対して酸蝕歯は、食べ物や飲み物などの酸が直接歯に作用して歯を溶かすことで発生します。
    通常の食事では、少し酸性のものを食べても、唾液が働いて酸を中和、緩衝してくれるので、そう簡単には酸蝕症にはなりません。
    ただ、市販の清涼飲料(ジュースや炭酸飲料、スポーツ飲料など)は酸性のものが多く、これらの飲料を水代わりに頻回飲んだり、とくに1~2歳児では哺乳びんやストロー付きマグなどで長時間飲んでいたりすると、酸が歯に接している時間が長くなり、酸蝕が起きやすくなります。
    また、寝ている間は唾液の分泌が減少するため、寝る前に酸性の飲食物を摂って,そのまま寝てしまうと、酸蝕を起こしやすくなります。

歯ならび・癖

  • Q 歯はいつごろどんな順序で生えるのでしょうか?
    A 乳歯はまず下の真ん中の2本から生後6~9か月ごろ生えはじめます。
    離れたり少しねじれたりして出てくることもありますが、あまり心配はいりません。
    1歳3か月ごろになってもまだ歯が生えてこないようならご相談ください。
    続いて上の真ん中の2本が生えてくるのが一般的で、最後に上の奥歯(第二乳臼歯)が2歳半ごろ生えてきますが、個人差もありますのであまり気にしないでよいと思います。
  • Q 生まれたときから歯が生えているのですが、何か不都合はありますか?
    A 生まれた時、すでに生えている歯のことを先天(性)歯といいます。
    このような場合は、授乳時に歯がお母さんの乳首に当たり痛んだり、赤ちゃんの舌の裏が傷つくこともあります。
    また、このように早く生えすぎると、顎骨の中で十分な時間をかけて育たないので、歯の表面がデコボコして弱かったり、歯の根の形成が不十分なため、グラグラして脱落し誤嚥する危険性もあります。
    早いうちに一度ご相談下さい。
  • Q 歯が生えてくるのが他の子より遅いようです。
    何か異常があるのでしょうか?
    A 乳歯は、遅い場合は1歳を過ぎてからようやく生えてくることもあり、生える時期には個人差があります。
    歯が生えてくる前には、生える場所が大きく膨らみ、指で軽く触ると歯のある部分が白くなり触れることができます。
    1歳になってまだ生えていなくても、歯ぐきが他の部分と比べ膨らんでいれば、歯がある証拠なので心配はありません。
  • Q お父さんが受け口です。
    最近子どももあごを前に出します。
    どうすればいいですか?
    A 歯並びは、遺伝的要因もあります。
    たとえば、お父さんやお母さんが受け口ならば、お子さんもそうなる可能性が大きいですので注意が必要です。
    小さいお子さん、特にまだ奥歯が生えてきてない頃は顎を前に出す癖もあるようです。
    最近、舌を上に挙げるのが下手なことが、受け口と関係する場合もあることがわかってきました。
    舌を上手に動かすトレーニングや簡単な装置を利用することもあります。
    乳歯が生えそろう3歳ぐらいまで様子をみて自然に治らないときには、一度ご相談下さい。
  • Q 歯が足りないといわれました。
    どうすればいいでしょうか?
    A 特に下の前歯が足りないことが多いようです。
    先天欠如といってもともと歯がつくられないこともあれば、癒合歯といって2本分の歯がくっついて生えてくることもあります。
    乳歯が足りないからといって、永久歯も足らないとは限りません。
    乳歯のときは経過をみて、永久歯に生え代わる頃に、顎全体が写るレントゲン写真を撮って確認しましょう。
    そのとき、永久歯の数などの詳細がわかりますから将来の歯並び・咬み合わせについて相談します。
    癒合歯で歯と歯がくっついた部分がくぼんでいる場合は、汚れが溜まりやすくむし歯のリスクが高いので、歯みがきに気を付けましょう。
  • Q 私は歯ならびが悪いのですが、子どもも将来悪くなりますか?
    もし、悪くなるなら何に気をつけたらよいですか?
    A 歯ならびや咬み合わせが悪くなるのは4つの要因があります。
    1, 乳歯をむし歯などで早く失い永久歯の生える場所がなくなるため
    2, 歯と顎の骨の大きさのバランスが悪く永久歯の生える場所がないため歯や顎の大きさは遺伝もありますが、良くかまない、または硬いものを食べないことにより十分顎が発達しないことも関係あります。
    3, 出っ歯や受け口(反対咬合)の中には純粋に遺伝的な問題が要因のこともあります。
    4, おしゃぶり、指しゃぶりなどの癖、舌の前方突出癖や口呼吸、頬杖、うつ伏せ寝などの生活習慣も関係します。
    最近では、永久歯の歯並びが悪くならないように、乳歯の時期から簡単な装置を利用した方がよい場合もあります。
    最良のタイミングで治療ができるように、定期的に経過をみていきましょう。
  • Q おしゃぶりはいつごろまで使っていてもいいのでしょう?
    A おしゃぶりは、泣いている赤ちゃんを鎮めるのに便利なアイテムであり、育児で大変なお母さんにはお助けグッズでもあるでしょう。
    「吸う」ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じません。
    でも、離乳が完了して口の働きが「吸う」ことから「かむ」ことへと移行してくると、おしゃぶりもそろそろ卒業の時期を迎えます。
    2歳を過ぎて奥歯の咬み合わせができた後もおしゃぶりの使用が続くと、歯ならび・咬み合わせに影響を及ぼしやすくなり、また唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が生じやすくなります。
    乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるといいですね。

軟組織・全身疾患

  • Q 舌が短いような気がしますが、授乳には特に支障をきたしていません。
    将来咀嚼発音等何か心配ないでしょうか?
    A 舌の裏側のすじ(舌小帯)が短く、舌の運動範囲が狭い(少ない)場合、舌小帯短縮症といいます。
    授乳に際して母親にも子どもにも特に支障をきたすことなく、さらに、母親に乳腺炎がみられたり、子どもの体重が増加しないということがなければ経過を観察するだけで良いでしょう。
    ただし、3歳すぎて、食べ物をよくこぼす、食べ方や発音が気になる場合はご相談ください。
  • Q 上唇の裏側のすじが前歯のすぐ近くまで伸び、前歯にすきまがあります。
    また歯磨きもいやがりますがどうしたらよいでしょうか?
    A 上唇を上に引っ張ったとき、唇の裏側の粘膜のすじのことを上唇小帯といいます。
    上の前歯が生えてくると多くの子どもで歯と歯の間にすき間があり、上唇小帯も前歯のすき間近くまで伸びていることがしばしばありますが、心配せずに経過をみてもいいでしょう。
    歯みがきに関しては、すじに直接歯ブラシを当てると痛がり、歯ブラシを嫌がるようになります。保護者の指でしっかりと上唇をめくり、小帯(すじ)が見えるようにします。
    その後、すじをさけて一本ずつ磨くようにします。または仕上げみがきの際に保護者の人差し指などで上唇小帯のところを押さえて、歯ブラシで傷つけないようにして歯みがきをします。
    一般的には、上唇小帯はあごの成長とともに歯から離れて上のほうに位置していきます。
    大人の前歯が生えてきても上唇小帯が裏側(口蓋側)まで太く長く伸びていて、前歯にすき間が残っていれば切除を検討することになります。

子供の成長と歯について ~3歳から就学前まで~

むし歯の治療

  • Q 乳歯の神経をとって、永久歯に影響はありませんか?
    A 乳歯と永久歯は、神経を含めて別の歯です。
    乳歯の神経をとっても永久歯の神経には影響はありません。
    しかし、乳歯・永久歯にかかわらず神経をとるのはできるだけさけたいものです。
  • Q 乳歯に銀歯をかぶせて、永久歯への生えかわりは大丈夫ですか?
    A 銀歯は、ただ上にかぶせているだけで、乳歯が生えかわる時に一緒に取れますので心配はいりません。
    ただし、大きなむし歯で神経を抜いてかぶせた場合、乳歯がうまく吸収されず、乳歯が抜ける前に、永久歯が横から生えてくることがあります。この場合は乳歯を抜いてもらいましょう。
    また、当院では乳歯の治療で銀歯を使用しません。
    なので、金属アレルギーのお子様や銀歯を入れたくないという親御さんは一度ご相談ください。

歯ならび・癖

  • Q 指しゃぶりをします。
    どうすればよいですか?
    A 指しゃぶりについては3歳頃までは、特に禁止する必要がないものです。
    それと同時に保護者は子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにします。
    スキンシップを図るために、例えば寝つくまでの間、子どもの手を握ったり、絵本を読んであげたりして、子どもを安心させるようにします。
    4歳以降も頻繁な指しゃぶりが続く場合は小児科医・臨床心理士・歯科医師の連携による積極的対応が必要になることもあります。
  • Q うちの子は3歳で歯がすきっ歯です。
    このまますきっ歯の状態で成長するのでしょうか?
    A 普通、この年代では歯と歯の間にすき間がある(発育空隙という)ことが正常です。
    乳歯より大きい永久歯が生えてくることを考えると、すき間のあるほうが都合がいいのです。
    このすき間は、永久歯が生えかわる時、利用され閉鎖していきます。
    ときどきあごに対して歯のサイズが小さいためにすき間が生じることもあります。
    その際は永久歯列になってからの処置によって治すことができます。
  • Q 咬み合わせが反対です。
    いつから歯医者にかかったらいいですか?
    A 反対の咬み合わせは永久歯交換期に自然に治ることもありますが、遺伝的要因があると自然には治りにくいです。
    あごの大きさの問題なのか、歯の傾きが原因なのか4~5歳ごろになると精密な検査ができ、治療することも可能です。
  • Q 顎が曲がっている、交叉咬合と言われました。
    どうしたらいいでしょうか?
    A 交叉咬合というのは片方の咬み合わせだけ、反対になっていることを指します。
    これにより顎の発達が左右均等にいかなくなることもあり、早めの治療をおすすめしています。
    ただ幼少期は、うつぶせで寝る、いつも同じ方向を向いて寝て顎を枕に押し付けているなどの癖で起こる場合もあり、それを改善することで治る場合もあります。
  • Q 子どもが寝ている間によく歯ぎしりをするのですが、大丈夫でしょうか?
    A 子どもの歯ぎしりのほとんどは一時的なもので、子どもの気持ちが満たされないストレスとしておきていることがあります。
    また、かみ合せの調整としてみられる歯ぎしりもあります。
    年齢とともになくなっていくことが多いです。
    そのまま様子をみてもいてよいと思いますが、歯並びに問題があったり、歯が過度にすり減ったり、あごを痛がったりするようであれば、来院してご相談ください。

外傷

  • Q よく顔から転び、歯ぐきから血が出ることがあります。
    歯は大丈夫でしょうか?
    A 歯がぐらついたり、曲がった位置に移動してしまった時には、もとの位置にもどして、しばらく固定する必要があります。
    そのような症状が無くても、歯の色が黒くなってきた時は、いわゆる歯の神経が死んでしまっていることが多いので、神経の治療が必要となります。
  • Q 歯をぶつけて抜きました。
    おとなの歯が心配です。
    何か気をつけることはありますか?
    A 受傷した年齢や程度にもよりますが、永久歯の位置や歯に形成の悪い部分ができることもありますので、永久歯の生える頃まで定期的に経過を診ていくこと重要になってくるでしょう。

歯みがき・むし歯予防

  • Q 歯ブラシはどのくらいで交換したらよいですか?
    A 歯ブラシの毛がひらいて、後ろから見て毛先がはみだしてきた時です。
    歯ブラシは毛が一番重要です。
    毛先が拡がった歯ブラシを使うと、汚れがしっかり落ちなかったり、歯肉を痛めたりすることもあります。
    1か月に1本ぐらいを目安に交換すると良いでしょう。
    小さいお子さんの場合は、仕上げ磨き専用の歯ブラシを別に用意しておくといいでしょう。
  • Q 歯磨剤は、いつから使ったら良いですか?
    A 歯磨剤によるむし歯予防効果は、歯磨剤に含まれるフッ化物によるものです。
    お子さんが嫌がらなければ、歯が生え始めたら使用して良いでしょう。
    ただし使う量には注意が必要です。
    生え始めから2歳頃までは、切った爪程度の少量、3歳~5歳では5mm以下です。
  • Q 子どもに大人の歯磨剤を使わせてもいいですか?
    A 子どもが嫌がらず、歯みがきをするのであればかまいません。
    もちろん、うがいができることが条件です。
    ただ、最初に与えるのは、子どもが使いやすいように工夫され、またむし歯予防のためのフッ化物が入っている子ども用歯磨剤を使用させましょう。
    磨いた後、うがいは1回だけにして、1~2時間は食べ物や飲み物を口にしないようにしましょう。
  • Q フッ化物入り歯みがき剤はどうのように使えばよいですか?
    A 歯磨剤に含まれるフッ化物は歯を強くして、むし歯を予防します。
    時々使うのではなく、継続して使用することがむし歯予防効果を高めます。
    現在市販されている歯みがき剤の約90%にフッ化物が配合されていますが、選ぶときには成分表示を確認しましょう。
  • Q フッ化物で歯が黒くなると聞いたのですが本当ですか?
    A フッ化物で歯が黒くなることはありません。
    子どものむし歯の進行を抑制するためにサホライド(フッ化ジアンミン銀)という薬剤を歯に塗布する方法があります。
    低年齢や歯医者嫌いで、むし歯の治療が困難な場合に行われます。
    サホライドに含まれる硝酸銀がむし歯になった部分や歯の表面の微小な凹凸部に作用してタンパクと結合するために黒くなります。
  • Q デンタルフロス(糸ようじ)を使うと「すきっ歯」になるというのは本当ですか?
    A デンタルフロス(糸ようじ)で隙間が開くことはないので心配いりません。
    むしろ、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落とすことが難しいので、積極的に使うことをお勧めします。

歯科検診

  • Q なぜ定期検診が必要なのですか?
    A 定期健診はむし歯を早く見つけるだけが目的ではありません。
    小さいころから、ひとり一人にあった歯磨き方法や習慣を身につけたり、うまく生えかわりが進んでいるかあるいは歯並びや咬み合わせの成長をチェックしたり、成長にあった食べ方が身についているかを診てもらったりする、お子さんの成長を見守る大切な機会です。
    乳歯のむし歯はお母さんの気が付きにくいところででき始めており、子どもが痛みを訴えないことが多いなど、気が付いた時には進行していることも少なくありません。
    治療した後も、定期的に経過をみて永久歯の成長に影響がないかも観察していくことが大切です。
  • Q 保育園や幼稚園の歯科検診で何も指摘されなければ安心していいですか?
    A 幼稚園や保育園の歯科検診は、集団でのスクリーニング検査です。
    多くの子どもを対象に、短時間に可能な方法で、お母さんや子どもが気付いていないむし歯や歯並びなどを識別することが目的です。
    治療が滞っているむし歯などの治療を促すことも目的です。
    実施回数も年に1回か2回です。
    急速に成長するお子さんの成長の観察や一人ひとりの子どもにあった歯磨き指導など健康づくりの面からも、適切な環境下での診査や確実な診断が可能な歯科医院での定期健診も併せて受けると良いでしょう。
    コルテスデンティスタ表参道では、子ども成長にあったより細やかな健診を受けられます。

軟組織・全身疾患関連

  • Q アトピーで困っています。歯のお薬でアトピーに影響するものはないですか?
    A アトピーとは、アトピー性皮膚炎が正しい名称で、皮膚にかゆみのある湿疹が出たり治ったりを繰り返す疾患で、多くの人は遺伝的になりやすい素質(アトピー素因)を持っています。
    アレルギー疾患のひとつですので、いろいろな薬や材料が原因因子や悪化因子になる可能性があります。
    歯科で使用する薬(抗生物質、局所麻酔剤)や詰めたりかぶせたりする材料(レジン、金属)にもごくわずかですがその可能性があるので、そのような経験があったり、気になる症状が出るようだったりしたら、主治医に相談しましょう。
  • Q 口内炎がよくできます。何に気をつけたらよいですか?
    A 口の中を清潔に保つこと、歯みがきやうがいを十分に行うことが大切です。
    洗口剤を利用して口の中の菌の数を減らすことも効果があるようです。
    また、普段の食事を好き嫌いなくバランスよく食べることが大事です。
    また、風邪をひいたり、疲れていたりしていると時や季節の変わり目にもできやすいので、上記のことを特に気をつけましょう。

子供の成長と歯について ~小学校低学年~

歯の生理・解剖

  • Q どうして子どもの歯とおとなの歯があるのですか?
    A 乳歯は胎児期(妊娠7週目)から作られ始め、3歳頃までには全てが生えてきます。
    永久歯は、歯の芽が作られるのは胎児期(妊娠4ヶ月)ですが、生後6年から12年近く経って生えそろいます。
    食物を摂取して生きていくために歯が必要ですから、早く乳歯に活躍してもらわなくてはなりません。
    子どもの顔と顎は小さいので小さい乳歯が必要であり、成長に伴って顎は大きくなり、より大きく丈夫な歯が必要になります。
    しかし、一度作られて生えてきた歯は大きくならないので成長すると乳歯では不十分となるため新しく生えかわったり、乳歯の奥歯のさらに後ろから6才臼歯や12才臼歯と呼ばれる第一大臼歯や第二大臼歯が生えてきます。
  • Q 小学1年です。
    子どもの歯の後ろを指差して痛いといいます。
    歯のないところを痛がっているようです。
    とくに腫れているようには見えませんが、むし歯でしょうか?
    A 6歳臼歯が生える時の痛みだと思います。乳歯の一番奥に生えてきます。
    少し歯が出てくると痛みが収まります。
    また、少し生えてきても、歯の後ろの方に歯ぐきがかぶさっていて歯ブラシがしにくいです。
    ここに汚れがたまって炎症を起こすと痛みが強くなりますので、きっちりと歯ブラシをしましょう!

歯みがき・むし歯予防

  • Q 電動歯ブラシは使用してもいいですか?
    A 最近では電動歯ブラシも沢山種類が販売されていてかなり良くなってきていますので、使用してもかまいません。
    ただし、使い方や歯ブラシの回転方法によっては、歯肉が傷ついたり、下がったり(退縮)します。
    また、歯並びや歯の形によっては細かいところまで電動ブラシの毛先が届きにくいこともありますので、注意して歯ブラシを心掛けましょう。
    また歯ブラシの大きさや重さも色々あり、子ども自身では充分使い切れないこともあります。
    保護者の方が仕上げ磨きで使用するにしても、電動歯ブラシだけに頼らず、手用歯ブラシも使えるようにしましょう。
  • Q 一番奥に大人の歯が生えてきました。
    むし歯にしないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
    A 6歳頃に乳歯のさらに奥に生えてくる大人の歯を第一大臼歯(6歳臼歯)といいます。
    お口の一番奥に生え、さらに歯のかむ面を歯ぐきが覆っている期間が長く、歯ブラシがうまく当たらずにむし歯になりやすいところです。
    健診を受けて、虫歯にならないようにしましょう!
    生えてきて間もない永久歯をむし歯にならない強い歯にするには、「フッ化物の塗布」も有効です。

むし歯

  • Q むし歯はどうしてできるのですか?
    A 口の中にいるむし歯原因細菌(主にストレプトコッカスミュータンスが、糖質を利用して歯の表面にグルカンと呼ばれる水に溶けないネバネバした物質(プラーク=歯垢)をつくります。
    このプラーク(歯垢)が細菌をすみやすくし、その中のむし歯原因菌が糖質を利用して酸を作り、その酸が歯の表面を溶かすことで、むし歯となります。

食べ物・食べ方

  • Q 歯みがきガムやシュガーレスガムを食べるとむし歯にならないのですか?
    A 歯みがきガムやシュガーレスガムを食べるだけでは、歯の表面にできたプラークなどは除去できませんので、しっかりと歯みがきをすることが大切です。
    ガムによるむし歯予防効果の1つはガムを長い時間咬み続けることで、唾液がたくさん出て、口の中が洗い流されるのでむし歯が作られにくい環境になります。
    また、そのようなガムには砂糖の代わりに代用甘味料が使われていて、むし歯原因菌が砂糖と違い利用できないため、歯を溶かす酸を作りにくいことから予防効果は期待できます。
    その代表がキシリトールです。
    ただし、強い甘みがあるため、子どもたちが甘いものだけを欲しがることのないよう、上手に利用することが大切です。
  • Q キシリトールはむし歯になりませんか?
    A むし歯になりにくいようです。
    むし歯の原因となる細菌が歯垢をつくり、歯を溶かす酸をつくることを阻止できるからです。
    また、細菌の増殖を抑える作用もあります。
    このように砂糖の代わりとなる代用甘味料はキシリトール以外にもエリスリトール・ソルビトール・マンニトール・マルチトール・パラチニットなどの糖アルコール、パラチノース・アスパルテーム・ステビオシド・スクラロースなどいろいろあり、むし歯予防だけでなく糖尿病の予防、ダイエットにも利用されています。

外傷

  • Q 歯をぶつけて唇から血が出た時は、歯医者さんに行ったほうがいいですか?
    A できるだけ早く来院してください。
    傷が浅ければ、消毒だけでよく、腫れもあまりありませんが、傷が深い時は、傷口から感染して化膿したりすることもあります。
    また、歯をぶつけているので、現在歯に痛みはなくても後々に症状が出てくる可能性があります。
    出血箇所から唇の傷だけのように見えることもありますが。歯をぶつけていると歯にも何か影響がある場合があります(かけたり、ヒビが入っているなど)。
    エックス線写真での確認が必要な場合もあります。
    正確な診断による適切な処置を受けるようにしましょう。
  • Q 歯が抜けた時は何を食べればいいですか?
    また歯ブラシはどうすればいいですか?
    A 歯が抜けた当日は、極端に固いもの、すっぱい、しょっぱいなどの刺激の強い飲食物をさければ、あとは普通の食事でいいでしょう。
    歯磨きは抜けた場所に毛先が当たらないように注意しましょう。
    軽くうがいでかまいません、抜けた場所に歯ブラシをあてると出血しますし、血が気になって何回もうがいをすると、さらに止まらなくなります。
    当日は、その部分に刺激がないように安静にしてください。
    出血したときはきれいなガーゼをたたんで、歯が抜けた所にあてて5~10分ほど咬んでいると止まります。

歯の萌出と歯並び・咬み合わせ

  • Q 大人の歯が生えてきたのに、乳歯がまだ抜けません。
    どのようにすれば良いでしょうか?
    A なんらかの理由で、乳歯の根がうまく吸収できなかったのでしょう。
    永久歯が生えてきているのに、乳歯が抜けていない場合は、早く抜歯してあげることで、歯並びの不正を防ぐことができる場合がありますので、来院して頂ければすぐに対応いたします。
  • Q 歯並びが悪いといわれました。
    何か体に悪いことがありますか?
    A 重症の場合は、かむ力が弱くなったり、食事がよくとれなくなったりして、消化不良、胃腸障害をおこす可能性があります。
    また、咬み合わせが左右均等でないことが原因で、顎(あご)の関節に影響が出ることもあります。
    そうなると、体全体の発育に影響を与えることになります。
    その他、発音障害が生じたり、むし歯や歯周病になりやすくなったりします。
    また、8020達成者(80歳で20本以上の歯がある方)はきれいな歯並びをしていることからも、歯並びは全身の健康と深く関わっていると考えられています。
    成長期に一部分の歯の咬み合わせが交叉しているため、骨の成長に影響する場合は、顎の変形などが起きないように早期の矯正治療をすることがあります。
  • Q 歯並びをよくすると、スポーツが上手になりますか?
    A 一般に、歯並びが良いとそれだけ、上下の歯のかむ面積が大きくなり、かむ力も大きくなります。
    かむ力が増せば、強くくいしばることができ、体全体の力もより多く入るようになります。
    力を入れなければならないスポーツでは、間接的に運動能力が向上する可能性があると考えられます。
  • Q 前歯がかみ合わず、そこに舌を入れて遊ぶので歯並びが悪くなってきたようです。
    このまま放っておいても大丈夫ですか?
    A 子どもの前歯が抜けて、生えてくるまでの間に、その隙間に舌を入れて遊ぶ子どもを見かけます。
    そのままそのくせが残ると、前歯がかみ合わなくなります。
    発音や咀嚼(かむこと)が上手くできなくなることも考えられます。
    また、もともとつばを飲む時に舌で前歯を押すくせのある子にも見られます。
    それ以外にも、鉛筆やお箸を噛むくせがある、頬杖をつくなどでも歯並びに影響がでます。
    受診することをオススメ致します。
  • Q 生えてきた上の前歯がスキッパになっています。
    矯正したほうがいいでしょうか?
    A 生え始めの歯はハの字に開いて生えてくることが多く「みにくいアヒルの子の時代」と言われます。
    そのとなりの歯が生え、さらに犬歯が生えるころになると自然に閉じることが多いので、そのまま様子をみます。
    しかし、隣の歯が後ろに生えてきたり、犬歯が八重歯になって生えてくる場合は、隙間は自然に閉じないので、治療が必要になります。

全身疾患関連

  • Q 口の中がくさい時はどうすればいいですか?
    A 口臭には、だれにでもある生理的口臭(早朝時、緊張時の口臭)以外に、飲食物による口臭(コーヒー、にんにく等)、病的口臭(重症なむし歯、歯周病などの口の中の病気、消化器、呼吸器、鼻咽腔疾患が原因となるもの、口腔内乾燥症等)があります。
    病的口臭の場合は、原因疾患を治療することが必要です。
    それ以外の口臭では、原則としては、口腔内を清潔にしておくことが大切で、歯みがきを十分にすることです。
    細菌を除去し、くさい原因となる物質を洗い流してくれるからです。
    また、ガムを噛んだり、洗口剤や口臭予防剤を使用するのもいいでしょう。
    中には、まだ、胃腸の発達が未熟なために、刺激の強い食物をうまく消化できないこともあります。
    香辛料が強いような食べ物は控えるなど工夫してみてください。
  • Q 奥に生えてきた歯が茶色くて、すでにむし歯のようにみえます。
    治療が必要ですか?
    A 歯が石灰化する時期に何らかの影響で、うまく石灰化できなかった「エナメル質形成不全」といわれる歯です。
    茶色いからといってすぐに削ってしまわず、フッ化物を塗って歯の質を強くし、再石灰化を期待したり、セメントやレジン(プラスチックのようなもの)で覆うなどの処置をします。
    エナメル質形成不全は同じ時期に石灰化する歯に共通して見られます。
    前歯と6歳臼歯は同じ時期に石灰化するので、同じように形成不全が見られることが多くあります。

子供の成長と歯について ~小学校高学年~

歯みがき・むし歯予防

  • Q 朝起きた時、ご飯を食べる前に歯みがきをしたほうがいいですか?
    ご飯の後に歯みがきをしたほうがいいですか?
    A どちらか1回だけでしたら食べた後の方がいいでしょう。
    食べ物をそのままにして食べカスが残ってしまうことが一番よくないからです。
    食べカスには糖質がたくさん含まれていて、むし歯原因菌に利用されて酸をつくり、歯を溶かします。
    しかし寝ている間には口の中をきれいにしてくれる唾液はほとんど出ませんし、プラークができて口の中は少しネバネバしてしまいます。
    ですから朝起きて顔を洗う時に一緒にうがいをしたり、歯をみがくと頭もすっきりして目覚める効果もありますから、それもプラスしてできたらなおいいですね。
  • Q 歯みがきは一日何分すればいいですか?
    A 毎食後、一回につき最低でも3分間を目標に磨くようにしましょう。
    歯と歯の間は歯ブラシでは限界があるためデンタルフロス(糸つきようじ)を使いましょう。
    人によって歯の本数も、形や歯並びも違うので、何分がいいとは言えませんが、プラーク(歯垢)は口の中にいる細菌が作ったネバネバしたもので、歯にしっかりと付いているので、歯ブラシで一か所を20回くらいこすらないと取れないのです。
    歯のすべての面に歯ブラシを20回くらいこすることを考えると3分ぐらいはかかるでしょう。
    市販されている歯垢染め出し液を時々使用して、自分の歯の汚れを全部取るには大体何分ぐらいかかるか測ってみると平均的な時間がわかるようになります。
    また、コルテスデンティスタ表参道は一人一人に合った歯磨き方法を指導しますので、一度受診してください。
  • Q むし歯は歯みがきをしていれば進行しませんか?
    A ごく初期の表面だけのむし歯(肉眼的には、わずかに白く濁った状態)であれば、十分な歯みがきや歯医者さんでフッ化物を塗ってもらったりして、口の中の環境をよくしていれば歯が再び石灰化をしてなおることもありますが、穴になってしまったむし歯はなおることはありません。
    むし歯は小さくみえても目に見えない深部で進んでいきますから、早急に受診してください。
  • Q プラークがべったりついていて、それが原因で歯肉炎になっていると言われました。
    汚れをきっちり取るようにすれば歯肉炎は治りますか?
    A 歯科医院で、しっかりと歯磨き指導を受け、毎日歯ブラシを丁寧にあてると、改善が見られます。定期的に検診を受け、口腔内の健康を保ちましょう。